吉田達磨 監督 退任のプレスリリース
2022/10/18
吉田達磨監督
日頃よりヴァンフォーレ甲府を支え、応援してくださっている山梨県の皆様、スポンサー企業の皆様、そしてファン・サポーターの皆様、2022年シーズンも共に戦っていただきありがとうございます。
伊藤彰前監督の後を継続という形で引き継ぎ、皆様のヴァンフォーレ甲府を強く逞しく成長させ、勝利をお届けするためにここまで努力を重ねて参りましたが、多くの勝利をお届けすることは出来ませんでした。
選手たちは懸命に走り、身体を張り、成長しようと、勝とうと努力を続けたにも関わらず、多くの勝利をお届けできなかったのは、監督である私の力不足によるものです。
そんな中、いつもどんな時もチームと選手を押し上げ、一緒に前進しようとサポートして頂いた皆様にはとても深く感謝しています。
新たな2023シーズンは、FUJIFILM SUPER CUPから始まり、J1への挑戦とアジアへの飛翔が皆様を待っています。皆様の力強い、熱い、心のこもった援軍が必要です。小粒でも塊を作り、意志を合わせ、大きな壁に喜んで立ち向かって行くチームを、天皇杯決勝の日に横浜にあったあの熱量と一体感で支えてください。一緒に強く明るいヴァンフォーレ甲府を築いて行ってください。 残り2試合、チームは全力で走ります。
そして来年からはどこにいてもいつも応援しています。
一年間本当にありがとうございました。
佐久間悟社長
吉田達磨監督には、前回シーズン途中での解任という過去があったにも関わらず、シンガポール代表監督の任期が残っている中で、今季の監督として就任して頂くこととなりました。
開幕前の新型コロナウイルスの感染拡大、中心選手の離脱、選手の負傷、更には戦力補強等がままならず、リーグ戦では年間を通じて結果を残すことが出来ず、ご期待を大きく裏切ることとなってしまいました。
しかし、一方で天皇杯では、クラブの新しい歴史となる優勝を果たし、ACLの出場権を獲得する快挙をなし遂げることが出来ました。この快挙は、吉田達磨監督を含めたスタッフと選手の努力、連帯、貢献、我慢、信念によるところが大きかったと言えます。 今シーズンのリーグ戦における成績につきましては、当初目標に掲げておりました、自動昇格は勿論のこと昇格参入戦への出場権はおろか、最終的には、J2残留争いに巻き込まれることになってしまいましたことは、チームの強化責任者であります私の力不足であり、皆様からのご期待を大きく裏切ることとなりましたことを猛省しております。厳しい状況の下で、最後の最後までチームを愛して率いて頂いた吉田達磨監督には、心から感謝と御礼を申し上げたいと思います。
契約更新の協議は天皇杯決勝の前、2022/10/14に行われたらしい 天皇杯の優勝がオレたち全員の勝利であるならば、吉田達磨監督の退任はオレたち全員の敗北なのだろうよ 2022年、オレたちは勝って、オレたちは敗けたってこと
この記事本当に好きだ。それでこの後柏に勝つんですよ、ドゥドゥのやばゴールで。時間が止まったやつ、スタジアムにかかった虹。
2017/9/30
妻は小瀬に試合を観に来ると物凄く感動して帰るんです。『ここで長くやって、何かを残せるようにしろ』と。僕もそう思うんです。
201710/1
2022/10/19
https://gyazo.com/f7f194365a08a108b3199dbe1374f785
退任のプレスリリースが出てからの本人のコメント
もちろん、僕から辞めたかったわけじゃないです。成績と責任は僕が背負うことがベストだとわかっています。今年監督を始めたわけじゃないし、クラブ側(強化部)にいたこともあるからそれは僕が背負って…誰かの責任ということはないです。監督とはそういう仕事。選手があれだけ走ってくれた以上、言うことを聞いてくれた以上、指示を出した僕が、メンバーを選んだ僕に責任がある。それで退任はシンプルに受け止めています。J1昇格ということを(結果として)残せなかった。多くの勝利を届けることができなかった。試合内容どうこうと言うつもりはありません。だけど天皇杯で勝利することで、チームが成長していく中で積み上げてきたものが天皇杯を通じて結果として現われる中で、このチーム、選手に力強い手応えを感じています。これだけのものを作ることができたことを誇りに思います。一方でリーグ戦で結果を残せなかったことはプロとしての責任が僕にあるが、選手も反省しないといけないでしょうし、そう言った終わり方…。
天皇杯の準決勝はカシマスタジアムで鹿島に(1-0で)勝つということ…どんな強いチームでも難しいことだがそれを乗り越えられました。天皇杯はいろいろな種類、カテゴリーの様々な皆さんの声援やサポートを受けて成し遂げられた。優勝するとは誰も思っていない、でも、僕は信じていた。ベスト8に進んでからは”ここからはACLを目指す戦い”だと言ってきたし、「物凄い大会で、1回出るともう1回行きたくなる大会だよ」と言ってきた。
最後にと言うか、海野(前)会長を始め、輿水元社長、藤原前社長を含めた多くの皆さんの想いが詰まっているこのクラブで天皇杯のタイトルをーーこの先ずっと取れないかもしれないタイトルをーー恩返しとして残せたのかもしれない。どう受け止めてもらえるのかわからないですが、ヴァンフォーレ甲府にタイトルのトロフィーを残せたこと、アジアへのチャレンジの切符を残せたことを誇りに思います。堂々とこのクラブを去っていけると思います。
VF甲府にとって初めてのアジアへの挑戦となるACLの舞台で自分が指揮を取ることができたらこんなに幸せなことはない。”このままいなくなってもいいくらい”の感慨はありましたし、ここまで来られた手応えのある力強いチームになった。相手に圧力を掛けていくまでに成長してくれた選手を誇りに思います。このチームに足りなかったポイントで戦いたい、なんかそう言ったもので戦いたい想いが天皇杯の決勝戦をやりながらーー冷静に試合をやりながらーー半分は”このままいければ”というものが試合中は巡っていました。
2022/10/19
今思うと”そうだったのかぁ”と納得できることが多い天皇杯優勝後の出来事や吉田達磨監督、選手の振る舞い。本当はこんな書き出しではなく、決勝戦に勝った喜びをいっぱい表現したかったけれど2日後の朝に”吉田達磨監督退任”という記事が複数出て、すぐに祭りの後のような覚めた気分になってしまった…。お家大事、リーグ戦大事とはいえ、天皇杯優勝監督と契約を延長しないのか…と。吉田監督の来季の契約云々は天皇杯決勝後に決めるのが当然という思い込みもあったし、退任が決勝戦の2日前に通達されていたということにも腹が立った。だから優勝会見で吉田監督は来季の甲府のACLチャレンジの指揮をとれない失望があって心から嬉しそうな顔をしてなかったのか…と、後々思った。人事は非情な面もないとできない仕事だけど、天皇杯の決勝前にーー吉田監督も早めの判断を望んだそうだがーーそんな決断がなされていたのかと…。
@taizooo: 自分たちもわかっていなかったこのチーム、クラブ、山梨、そして自分たちの限りない可能性を明らかにしてくれてありがとうございました。2022年を絶対忘れないゾ 2022/10/18
2008/9/25